アイアンボーイのひとりごと

ひとりごとや海外生活について

人は周囲との比較で不幸や幸福を感じやすい、という話

人は無意識に他人との比較で不満や満足を感じやすい。

 

例えば年収500万円で働いている人が周囲が700万円だと知ると不満を覚える。逆に周囲が300万円で働いてると知ると仕事に対して満足感を得やすい。自分の給料は変わらず、つまり生活レベルも変わらないのに、周囲がどうかで仕事に対する満足感が変わるということが起こる。

 

周囲が自分より豊かかそうでないかで、自分の感じ方が変わってしまうと言うのは不思議だが人間心理としてはよくある話だ。

 

生活レベルで言うなら、現代人は数十年前の大富豪や王族ですらできないほど贅沢な暮らしをしている。世界中の美味しい料理が安く手軽に食べられ、行こうと思えば簡単に海外にも行ける。インターネットの発達でかつては想像もできないほど娯楽に溢れており、遠く離れた人とも顔を見て話せたり遊んだりできる。莫大な財産をあげるから数十年前の水準の生活をしろと言われても絶対したくない。

 

だが100年前の人類と比べて幸福度が高いかと言うと怪しい。というより人類の悩みは何千年も前の哲学者が全く同じことを議論していることを考えると、現代人もたいして幸せを感じていないのかもしれない。

 

なぜかと言うと、我々は今現在の周囲の人間と比較してしまうからだ。日々の生活の中で、同僚や友人やSNS上の誰かと比較し、自分がどの位置なのかで幸福になったり不幸になったりする。

 

人は社会の中で生きている以上は他人との比較を完全に断ち切るのは難しいかもしれない。だけど、自分の今の感情は他人との比較で生じていないかと一歩引いて理解できれば、自分が実はとても恵まれていて幸せを感じられるかもしれない。

 

さて、あなたはどう思うでしょうか。