アイアンボーイのひとりごと

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他人と比較することの無意味さもゲームから学べる、という話

ゲームは色々と教えてくれるという話をしたが、他人と比較することの無意味さを簡単に理解させてくれるのはRPGである。

 

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僕は子供の頃からドラクエが大好きでリメイクなども含めてかなりのタイトルを遊んだけど、RPGの好きなところは多様なキャラを組み合わせてパーティを組むところだ。

 

得意と不得意を組み合わせて目的を達成する

パーティを組むときに強い組み合わせは戦士タイプだけで固めず、魔法使いタイプや素早さのあるタイプなどを上手くミックスした方が良い。

 

なぜかというと敵キャラも様々なタイプがいて、いろんな状況に対応できるようにするためだが、それを可能にするのは各キャラの個性である。お互いのキャラの得意な部分と不得意な部分がそれぞれをカバーし合い、強いパーティが生まれる。

 

では、どのキャラが一番優れているのだろう。

 

戦士は魔法使いを、魔法使いは戦士を羨ましがったりしない

そのRPGの世界において一番大事なパラメーターは何だろう?

ちから、賢さ、素早さ、体力など色々あるがどれが一番大事か決められるだろうか。

 

ゲームにもよるが、どれが一番かは決められない。むしろそれが決まってしまうゲームは面白くない。どれが良いかは状況に左右されるし、状況は刻一刻と変化する。

 

この世界において、ちからは戦士の方が魔法使いより優れているがだからと言って魔法使いは戦士を羨ましがるだろうか。そんなことはない。逆もそうだ。それはお互いの個性がすごくわかりやすい状況にあるからだ。

 

現実世界はゲームの何倍も複雑である

現実世界を考えると、個人の特性は数値化できるわけもなく、またできたとしてもそのパラメータは無限にある。ちからといっても腕力が強い人、脚力がある人など一人一人全員異なるし、賢さも記憶力や計算力や読解力などいくらでも枝分かれする。

 

現実世界の人間は人間が把握できるほど単純ではなく、到底理解できないほど複雑である。

 

にもかかわらず、人は他人の一側面だけを比較して優越感や劣等感を感じる。それは無意味だ。それは戦士が魔法使いを羨ましがるのと同じである。

 

いや、レベルが低い戦士がレベルが高い戦士を羨ましがるのは当然だという反論があるかもしれないが、それが起こりうるのはゲームの中だけだ。現実世界の個人同士は一人一人が全て違う。

 

もし他人のある側面について劣等感を感じたとしても、必ずあなたにはその人が持っていない何かを持っているはずであり、逆に他人があなたを羨ましがってるかもしれない。

 

だから、他人と比較することは無意味である。もし他人と比較してしまうときは一歩引いて、自分は自分という唯一無二にキャラクターであることを自覚しよう。

 

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