日本が嫌なら出ていけばいい、という暴論
日本在住の外国人の方がSNSなどで意見を言うと「日本が嫌なら出ていけばいい」と言う意見が少なからずつく。
これは割と暴論だと思うのだが、これを考えてみる。
あくまで推測だが、こういう意見をいう人たちは、自分の所属するコミュニティ(日本)に対して否定的な意見を言われたことで、そこに所属する自分自身も否定されたと考えてしまっているのかもしれない。
それにこういう人たちは日本に対して不満は一切ないのだろうか?僕は現在マレーシアに住んでいるけど、日本の方がいいところもあれば、マレーシアの方がいいところもある。当然両方の国にも悪いところもある。
どんなコミュニティにも完璧はない。いいところもあれば悪いところもある。悪いところを指摘すると、嫌なら出ていけと言うのであれば、自分の所属しているコミュニティに対してあらゆる指摘や批判はできなくなる。
・批判があるなら会社を辞めればいい
・批判があるならファンを辞めればいい
・批判があるなら家族をやめればいい
など色んな場面で成立してしまう。
繰り返しになるが、どんなコミュニティにも完璧はない。悪い部分を批判することはそこに所属している個人を否定しているわけではなく、今後改善の余地があるものであると捉えることができる。嫌なら出ていけは、一切の批判をシャットアウトし発信者をただ追い出すことで、悪いところには目をつぶりながらも一切批判されない世界を目指しているようで不健全に感じてしまう。
さて、皆さんはどう思うでしょうか。