やればできると思うこと自体が大切、という話
楽器の演奏やスポーツや語学など、何でもそうだが誰もが最初は初心者だ。
興味を持って学び始めて、最初はどんどん上手くなるけどある時から停滞して、いつの間にかやらなくなってしまう、という経験をした人は多いかもしれない。
途中で停滞してしまうと、このまま続けてもこれ以上上手くならないのではないかと思ってしまい、未来に対する期待が薄れて興味までなくなってしまうからなのだが、一方で、途中で停滞したり失敗したりしても粘り強く続ける人も存在する。
この違いは何だろうか。ということで教育心理学などでは多くの研究がなされているらしく、書籍などもでている。
その中でも特に重要なのは物事に対する捉え方だ。
・続ければ成長できると捉えるか、自分の能力は決まっているのでこれ以上は伸びないと捉えるか
前者は、持っている才能や環境は人それぞれだが継続すれば能力は伸ばすことができる、と考えている人たちだ。今停滞していても、継続することでまた伸ばせると信じてるから、それ自体が未来への期待となってモチベーションが湧くのかもしれない。
また、他人からの評価よりも自分自身が成長できるかどうかを基準にしているため、どんなに周囲が才能ないからやめとけなどと言っても気にしない。
失敗したとしてもそれはやめる理由にならず、むしろ次回への教訓と捉える傾向もあり、より成長する確率が上がる。
他方で後者は、これ以上続けても進歩はないと決めつけているので、時間の無駄と感じてしまったり未来に期待できなくなる。
また、続ける意義が他人からの評価に依存していることも多く、それ以上上手くならなければ評価されないし、失敗を敗北と捉えて挫折してしまう。
これは、心のあり方の問題で、自分で決めることができるということが重要だ。つまり、今取り組んでいることに対して、継続すれば能力は伸ばせると思考を変えることができる。
成長速度なんて人それぞれだ。昨日できなかったことがたった1つだけでも今日はできると思えばそれで成長だ。語学だったら昨日は知らなかった単語やフレーズを1つ知るだけでもいい。
ともかく、自分の限界を決めつけずに、続ければ能力は伸ばすことができるという信念を持ち続けることそれ自体が大切だろう。
さて、あなたはどう思うでしょうか。