これが手に入れば幸せだ、の罠
人はみんな幸せになりたいと思って生きている。幸せになるためにお金を稼いだり、人間関係を構築したり、楽しいと思えることをしたりする。
何かを手に入れて、適度に幸福を感じ、それを維持できるのであればそれはとても良いことだ。しかし、周りと比較して自分に足りないものを追い求めるあまり、永遠に幸せを追いかけ続けてしまうと本末転倒である。外的条件に幸せを求めることは不幸のタネとなりうる。
・もっとお金があれば幸せだ
・もっと頭が良ければ幸せだ
・パートナーがいれば、結婚できれば幸せだ
・SNSのいいねが増えれば幸せだ
このように、自分の外側の何かに幸せの条件を求めて、それさえあれば幸せになれると考えてしまうと危険だ。
理由は、それがないから不幸だと考えてしまうから。それにモノやお金やSNSの承認はキリがない。ある程度手に入ったとしても上には上がいるからどんどん欲しくなってしまい、ゴールがない。今の自分が持っているものに気づくこともできない。
何かを求めること自体が悪いと言いたいわけではない、手に入れるために努力することはいいことだし、それ自体が楽しいこともある。気をつけなければいけないのは、それがないと幸せになれないと思ってしまうことである。
幸せとは見つけるものではなく感じるものである。今現在の自分で幸せを感じられないと、足りない何かに幸せを求めてしまう。
生きていれば、多少なりとも心配事や不運な出来事もあるだろうが、今自分が持っているものに気づくと幸せを感じることはできる。欲しいものが手に入るかどうかに関係なく、自分は幸せだと思えるように生きていきたいと思う。
さて、皆さんはどう思うでしょうか。