悩みってほとんどはただの妄想だよね、という話
人は何かしら悩みを抱えながら生きている。
小さいことだと昨日の飲み会での自分の発言をベッドの中でひとり反省会しちゃったりとか、大きなことだと、老後はちゃんと生きていけるんだろうか、とか。
しかしちょっと待ってみよう。
人の悩みのほとんどは、もう変えられない過去のことか、まだ起きていない未来のこと
というのは誰が最初に言ったのかわからないけど、確かにその通りだなと思う。つまり悩みの中身なんてほとんどがただの妄想だ。
例えば、昨日の飲み会の会話を思い出して恥ずかくなったり、嫌われたりしなかっただろうかと反省会をすること。これは、発言したことはもう変えられない過去であるから考えても仕方ないし、他人が自分を嫌っているかもというのは自分が勝手に加えたストーリーでしかない。
明日の仕事で上司に怒られないだろうかとか、老後はちゃんと生きていけるんだろうか、とかはまだ起きてもいない未来の妄想である。実際、心配事の9割以上は実際には起こらないらしい。それに確かに明日上司に怒られるかもしれないけど、今それを考えることに全く意味はない。起きうる可能性を考えるのは準備としてありだが、そこに余計な妄想を加えて悩むのはただただ時間とメンタルの浪費だろう。
まあ結局、人は起きた事実(過去)もしくはまだ起きていない不確定要素(未来)に対して、自分で勝手にストーリーを加えて、それに悩んでいるだけである。
では、これを避けるにはどうするか。
それは、今、何かに没頭してしまうのが手っ取り早い。
のだけど、いやいやそうは言っても何やっても不安が頭にこびりつくんだよ、という人もいるだろう。
そういう時に僕がよくやるのは、ご飯の味をよーく意識しながら食べる、窓の外から雲の形を細部までじっくり観察する、シンクをとにかくピカピカになるまで綺麗に磨いてみる、などだ。要は意識を別のところに意図的に向けて、脳みそに妄想が入り込むスペースをなくしてしまえばいい。
みんなの今この一瞬から少しでも悩みがなくなって楽しい時間を過ごせますように。
さて、皆さんはどう思うでしょうか。