人はそんなに他人に興味ないよ、という話
みんなで集合写真を撮ったとき、その写真を見てあなたは誰を一番に探すでしょうか。
多分ほとんどの人が真っ先に自分を探すのではないかと思う。自分の写真写りが気になるから。だけど他人の写りはそこまで気にしないはず。
そう、人は
自分に向ける注意ほどは、他人に注意を向けることはないよ
と言うことだ。
けど、それは頭では分かっているけど、人は心理的に他人も自分に注目していると思う傾向があるようだ。簡単に言うと他人の目が気になると言う事である。
例えば、奇抜なコスプレをして街中を歩くことを想像してみる。
恥ずかしい気持ちが湧く。すれ違う人がみんな自分に注目しているような気がする。いや、多分実際にこちらを見てくる人もいるだろう。
だけど、すれ違う人から見るとどうだろうか。街中で奇抜なコスプレをしている人を見かけたとする。ちょっとした興味で見てしまうかもしれないけど、通り過ぎたあとはもう別のことを考えているはずだ。少なくとも一日中そのコスプレの人のことを考えると言うようなことはありえない。だからコスプレしてる人が、みんながずっと自分のことを笑っていると考えるとすれば、それは妄想でしかない。
また、似たような話で、人は自分のミスはずっと気にするけど、他人のミスはそれほど気にはしない、と言う傾向もあるとか。
例えば仕事でミスして上司やお客さんに怒られたとする。多分家に帰ってもそのことが頭にこびりついていつまでも考えてしまう人もいるだろう。もしかすると布団に入ってもそのことが気になって眠れないかもしれない。
だが、当の上司やお客さんはどうだろう。きっとあなたを怒ったことを、あなた自身ほどは気にしていないはずだ。その人たちだってその日に自分に対して起きたことで悩んで眠れていないのかもしれない。
結局、人は他人のことをそんなに気にしてはいないのだ。なぜならみんな自分のことを考えることで忙しいから。
他人の目が気になったり、自分のミスを他人がどう思うかで気になったら、ちょっと立ち止まって欲しい。
大丈夫、人はそんなに他人に興味はないよ
さて、あなたはどう思うでしょうか。