アイアンボーイのひとりごと

ひとりごとや海外生活について

店と客は対等でしょう、という話

僕は現在東南アジアのマレーシアに住んでいるが、この間コンビニに行ったら店員さんがご機嫌そうで、鼻歌を唄いながら商品をスキャンしてくれた。

 

とても楽しそうな光景でなんだかこちらも嬉しくなったんだけど、これ日本だとクレーム言われたりするのかな、と考えてしまった。なんせレジ係は立って接客すべきか議論になったり、バス運転手が水飲んだだけでクレームがくる国である。

 

日本ではたまにコンビニで客が店員に土下座強要したことがニュースになったり、理不尽なクレームなどによるカスタマーハラスメントが話題になることがあるけど、なぜ「客の方がえらい」みたいな思考になってしまうのだろう。

 

店と客の立場はどっちが上でも下でもなく、対等でしょう

 

と思う。

 

そもそも買い物とは、客側は自分ではできない事や作れないものをお金を払って作ってもらい、お店側は金銭的利益を得るという、双方が得をする取引のはずだ。

 

例えば、僕は自力で美味しいケーキやコーヒーを作ることができない。だからカフェに行ってお金を払ってケーキとコーヒーを買う。お店がそれを提供してくれなければ僕はそれらを食べて幸せを感じることができない。だからむしろ自分にはない技術やサービスを提供してくれてありがとうという気持ちになる。

 

結局、サービスの提供者と客はお互いの利害が一致して取引してるので対等なのである。

 

なので、買った商品が不良品だったとかであった場合は、その商品そのものに対してクレーム(念のためだけど、クレーム=怒る、ではない)を言う権利はあるけど、店員を脅す行為や自分の怒りを理不尽にぶつける行為は許されない。支払ったお金に対して正しい商品やサービスが提供されていれば、別にレジ係の人が座っていようが鼻歌うたっていようが構わない。

 

自分の身の回りを見渡すと、お金を払って手に入れたものがほとんどだけど、それは自分にはできない技術でどこかの誰かが作ってくれたものである、と言うことを忘れないようにしよう。

 

さて、皆さんはどう思うでしょうか?