アイアンボーイのひとりごと

ひとりごとや海外生活について

シンガポール1泊2日旅行①

シンガポールに行ってきた。

 

僕は現在、東南アジアのマレーシアの首都クアラルンプール近郊に住んでいて、クアラルンプール国際空港(略してKLIA)からの出発である。シンガポールは350kmくらい、フライトはわずか1時間だ。東京の羽田空港から兵庫の伊丹空港に行くのと同じくらいの感覚。

 

だもんだから空港に着くのも1時間前くらいでいいでしょーと思ったが国際線だった。遅くとも2時間前到着だ。空港で過ごすのが2時間ってことはその間にシンガポールまで往復できてしまうではないかと思ったけど、出入国審査やらなんやらあるから仕方ない。しかもだいぶ規制が緩和されたとはいえコロナ禍である。用心して3時間前に空港に着いた。

 

 

2022年7月現在では、マレーシアとシンガポールの往来はほぼ自由になっており、新型コロナワクチン接種済であれば隔離や陰性証明などは不要である。

 

KLIAのエアアジアのチェックインカウンターではワクチン接種証明を見せるだけで搭乗券をすぐに発券してくれた。観光客でカウンターは長蛇の列だったけど、そんなわけでスイスイ進んだ。マレーシアの出国はパスポートを渡して顔写真やら指紋やらはあるけど、コロナ前とほとんど変わらない速さで通過。なんだそれほど心配するほどではなかったではないか。結果論だけど。

 

僕はこの出発空港の出国を終えた後の感覚が好きだ。なぜなら出国してまだどこにも入国してない状態だから。自分はどこの国にもいないのだ。この宙ぶらりん感。

 

エアアジアのあるターミナル2(KLIA2)は出国するとちょっとしたカフェやお土産屋さんはあるけどそんなに充実していない。手荷物検査を超えた先はさらにお店は激減し、みんな暇を持て余してスマホの上に指を滑らすくらいしかやることがないわけである。

 

もうちょい遅くきてもよかったな。と反省したがまあ遅刻するよりは良い。仕方ないのでYouTubeで暇を潰す。そうしていると時間はあっという間に過ぎ、フライトは時間通り。1時間のフライトなので、離陸して雲の上だーと窓の外を眺めてたらあっという間に着陸した。

 

シンガポールチャンギ空港。ここはアジアでもかなり大きな空港で、ターミナルが3つだか4つだかある。しかも初めてくる空港ということでちょっとした高揚感と、迷子にならないようにというドキドキ感がミックスされた感情を抱きつつ、入国審査へ。

 

シンガポールの入国は事前にアプリから電子入国カードというのを申請する必要があり、これは出発前にしておいた。なので特に何事もなく入国できるはずである。

 

入国審査官にパスポートを渡し、待つ。ドキドキである。別に国際指名手配犯でもない善良な民間人であるから後ろめたいことは何もないのだが、ここで書類不備で入国できませんとなったらトンボ帰りだなあと思っていたら果たして入国できたのであった。

 

なんというか、海外旅行である。まあマレーシアに住んでるので普段から海外にいるのではあるが、やはり飛行機に乗って空港で入国審査を抜けた後の、うわー海外来たー感はなんとも言えない高揚感がある。

 

街へは地下鉄で行けるらしいのでとりあえず地下鉄駅へ行く。毎回チケットを買うのは面倒なので日本のSuicaみたいなICカードを買おうと思いカウンターへ行くと「Cash Only」の文字。そうだ、現金持ってなかった。

 

広い空港をATMを探しに戻り、とりあえず200シンガポールドルを下ろす。またまた広い空港を地下鉄まで戻り、ようやく地下鉄に乗れた。

 

地下鉄はとても綺麗で静か。僕は香港に行ったことがあるが、駅の雰囲気が香港に似ているなと思った。30分ほどで市街へ。どこに行こうかとは決めていなかったが、とりあえずマーライオン公園の近くの駅で降りたら雨だった。

 

せっかくの1泊2日の旅行が雨だとはついてないと思ったが、いやそこは考えようだ。逆に雨のシンガポールを狙って来たのにいつも快晴みたいな人も世界には12人くらいいそうである。つまりそんな人たちから見れば相当ラッキーな人間と言っても過言ではないだろう。

 

ちょっと雨に濡れながらマーライオンの方に歩いてみると、果たして雨は止んでしまった。これは雨のシンガポールを狙ってる人にはアンラッキーだが、やはりせっかくの旅行は晴れてるのがいいよねと考える大多数の人間にはラッキーである、つまり僕はどっちに転んでもラッキーなのであった。

 

マーライオンの周りは人だかりであった。世界のいろんなところから旅行に来てるのであろうたくさんの旅行者がマーライオンを背景にしながら写真を撮っていた。日本語で話している人たちもいたので日本からの旅行者もいるのかもしれない。

 

 

シンガポールの超有名ランドマークを見たら、特に目的地はなくなったのでぶらぶらと散歩をする。コンビニにはいってペットボトルの水を買おうとしたら2SGD(シンガポールドル)だった。この時のレートで200円弱。高い。僕が住んでいるマレーシアではコンビニで水を買うと大体2RM(リンギット)で60円くらいだから3倍以上だ。これは気をつけないとお金使っちゃうぞと思いながら、買った水をちびちびと飲んだ。

 

シンガポールは一人当たりGDPがアジアで一番で、74,000USD。日本は39,000USDくらいなので、日本の倍ちかい値である。これが一人当たりの平均所得とまあ近い数字になるから、物価が日本の2倍だとするとまあ妥当な感覚なのかもしれない。

 

また、香港と並んでアジアの金融センターであり、実際マーライオン公園からチャイナタウンあたりに向かって歩いていると、周囲は銀行やら保険会社の高層ビルが多い。

 

バーやレストランが並んだ通りは日本料理やウエスタン料理やアジア料理屋などが連なっており、テラスでビールを飲む人もたくさんいて、コロナ前はどうだったか分からないがかなり賑わいを取り戻しているように思えた。

 

そんな風に散歩しつつ、とりあえず宿に向かうことにした。

 

つづく