語彙のストックが多いと感情をコントロールしやすい、という話
ストレスにさらされていると、焦りだったり恐怖だったりを感じて何となく不快になるが、いま自分が感じている感情をより詳しく言語化できるだけでストレスが軽減するらしい。心理学用語では「感情のラベリング」という。
例えば、人前でスピーチする時を考える。
この時、ただ「緊張する」というだけでなく、自分が感じている事をより分解して「気持ちが張り詰めて萎縮している。失敗を想像して怯えてしまう」などとその時の感情を表現できるだけで緊張感を和らげることができる。
これは怒りだったり悲しみだったりを感じるシチュエーションでも有効だ。うまく自分の感情を表現できれば、感情を消すことはできなくてもある程度コントロールすることはできる。
そうすると、自己をより深く認識するために普段からより多くの語彙のストックを持っておいた方がいいということになる。
読書はストレス低減効果が大きいと聞いたことがあるが、それは読書そのものに没頭できるからだけでなく、たくさんの読書をすることで語彙のストックが増えていき、自分の感情をコントロールしやすくなるからというのもあるのかもしれない。
さて、あなたはどう思うでしょうか。