お金は経験に使うとよい、という話
経験にお金を使う頻度と幸福度には相関があるらしい。
これは理屈としては理解できる話で、経験はいつまでも知識や思い出として残すことができるからだ。人生とはいかに良い経験をコレクションできるかだと思っている。
反対に、モノを買うということは買った時の幸福感は高まるけど、必ず慣れがくる。自分の部屋にあるものを見渡してみると、かつて自分が欲しくて買ったものばかりだが、持っていることが当たり前になってしまっているものがほとんどだ。
ただし、僕は欲しいものや趣味のものを買うことを否定しているわけではない。僕だって新しいスマホなどは欲しくなって実際買ってしまうことがある。何にお金を使うのが幸せかは当然個人差がある。ここで言っているのは、一般的に、経験を買うことと幸福度には相関があるらしい、ということのみである。
僕が今までこれはお金を使ってよかったと特に思った経験は、
・海外一人旅
行って帰ってきたときに、ちょっとした達成感と自信がついた。この時の経験があったから今の海外生活ができている。
・スカイダイビング
飛ぶまでは怖かったけど、飛んだ時の爽快感は何とも言えない。もう一度したいと思う。
・富士山に登った
最後の一合くらいがほんとに大変だったけど、山頂での御来光は感動した。
などなど。
仮に、天使か悪魔が、これらの経験の記憶をすべて消してよければかかったお金を全部返してやる、と言われても全力で拒否するだろう。
これらのアクティビティは僕を含めほとんどの人にとって年に1回できるかどうかのものになるが、週末や日常でもできることはある。
・超高級レストランやホテルを一度体験してみる
・習い事をしてみる。役に立つかどうかではなく純粋に興味のあるものに限る。
などだ。
実際に支払う時は高いなと思って躊躇してしまいがちだけど、人は意外と払った後にお金のことはあまり気にしない。いい経験ができたらそれはお金に変え難い思い出だし、失敗だったとしても、これにお金を使うことは失敗だったということが学べるので、それもやはり経験である。
さて、皆さんはどう思うでしょうか?