自分で決めたことなら後悔は生まれにくい、という話
世の中には自分のことを自分で決断する人と、自分のことなのに他人に決断を委ねる人がいる。
前者は、今日の昼ごはんは何にするかと言ったちょっとしたことから、どんな仕事をするか、転職するか、どこに住んで家は買うべきかどうかと言った人生の決断までを自分で決断するタイプだ。
後者は、完全に人に流されるタイプ。昼ごはんは一緒に行く人に全て決めて欲しいし、親や周りの人が良いと認めるというだけで仕事を選び、会ったこともない大多数の人が歩んでいる画一的なレールを、とりあえずみんなと一緒が安心だからという理由で人生を決める。行きすぎると、占いで全てを決めようとする人さえいる。
この二つのタイプで、いざ何かに失敗した時に後悔しにくいのはどちらだろう。
これは明らかに前者だろう。自分で決めたことは失敗したとしても誰のせいにもできない。人は自分の決断を正当化しやすいというバイアスもあり、失敗したことに対してポジティブに捉えることも多い。自分で決めて仕事選んだけど合ってなかったな、けどこれも経験だ、などだ。
一方で後者は、失敗したときに誰かのせいや世の中のせいにしやすい。だがそうしたところで自分の人生が変わるわけではない。それに価値観が全て世間の基準なので、やりたい事があってもどうせ自分には無理と可能性にフタをして、後から後悔したりする。
人が死を前にして後悔することの一つに「もっと自分に正直に生きればよかった」というのがあるらしい。
別の記事にも書いたが、失敗したところで別に命まで取られたりしない。であれば、できるだけ多くのことを自分で決断することが人生の満足につながるだろう。
さて、皆さんはどう思うでしょうか。